天国への扉
少女「お迎えに参りました」 ベッドに横たわり、息も絶え絶えな老人に向かって、突然ドアから現れた少女はそう告げた。 少女「・・・あなたは昔、ちょっとした不注意で大切な妻と子供を失い、その事を激しく後悔し、自らの罪として、一生背負う事を決めました」 淡々と少女は話し続けた。 少女「自らの全てを犠牲にして、愛する家族を失った人々に救いの手を差し伸べてきた、何年、何十年と!」 わずかに熱のこもった声に気付いたかのように、少女は深呼吸して再び話し始めた。 少女「神はそんなあなたに感銘を受け、死後神の楽園へ誘う事を決めました。そして、あなたの寿命はもうすぐ尽きる・・・」 老人の意識は朦朧とし、少女が何を語っているのかさえ分からなくなっていた。 そして短い静寂の後、老人が息を引き取る刹那に見えたそれは・・・はるか昔に失った筈の・・・愛する娘の笑顔だった。 少女「・・・天国でママも待っているよ。やっと会えたね、パパ!!」 ※自分で書いておいて何ですが、改めてみると自らの文才の無さに悶えまくりングwww(ネタ考えていた筈なのに、何故かマジメモードになっちまったい)