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あの日の誓い

2023-10-31 07:04:34

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2023-10-31 07:04:34

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13

対象年齢:全年齢

「剣ばかり振るっている愛想のない女を見て、面白いかしら」 少し寂しそうに言う彼女を見て俺は首を横に振った。 「君は綺麗だ。それに、俺の知る中で誰よりも他者を思いやれる、優しい人だ」 「………そうか」 旅の中で俺は彼女がどういう女性か知った。 大切な人の為に立ち上がれる人だ。 困っている人を見たら手を差し伸べられる人だ。 誰よりも自分の信じるものに真っすぐな人だ。 彼女のような人がいるこの世界を、俺は守りたい。 突然勇者として世界を救う使命を与えられ、女神の、神のお告げの通りに戦っていた俺に初めて自分の意志で剣を振るう理由ができた。 「そんなことを言うのはお前くらいだ。………私だって鈍感ではない。だが、私には眩しすぎる」 「それなら俺にとっての君も同じだよ。とても綺麗で、真っすぐで、ただ言われるままに戦ってきた俺に君は眩しすぎる」 俺がそういうと彼女はきょとんとしたがすぐに微笑んだ。俺もつられて微笑んだ。 そして、俺は彼女の手を握った。 「俺は君が好きだ。君の生きる世界を守りたい。それが俺が勇者としてではなく一人の人間として初めてできた願いだから」 「私も、君が好きだ。不思議な、本当に不思議な言葉。ただお互いに好きだと伝えるだけ、心がこんなにも満たされる」 -----あぁ、俺は何度でも君に魅了される。 きっと何度生まれ変わっても、俺は君に恋をするんだろう。 そう思わずにはいられなかった。 この瞬間は、俺にとっての誓いの日となった。 「………それで、だ。私はこういったことは初めてで………その………ん………お手柔らかに、お願いします。」 ………いや、それは反則だろう。 いつもクールで、威厳のある彼女とのギャップに鼻血が出そうになったが俺は勇者の力をフル稼働し、なんとかせき止めた。あと1秒遅かったら鼻血が垂れていただろう。 「俺も初めてだ、初めてばかりだ。だから…二人で沢山のこと経験して、体験して、思い出にしよう。緊張すると令嬢らしい言葉使いになるのも可愛いね」 「幼い頃から令嬢として教育されていたからか、ふとした時に出てしまうの。」 「貴族のパーティーでは踊ったりするんだよな。俺にも教えてくれないか?君と踊りたいんだ」 「時間の合間を見てで良ければ。私も…君と踊りたい」 甘く幸せな思い出。 この時確かに俺は未来に希望を持っていた----- 「………夢、か。懐かしい夢だ」 「感傷に浸るなんて、お前らしくないな。魔王」 玉座で居眠りをしていた俺は隣に立っている魔族に目を向ける。 「そう、だな。お前の言う通りだ。まだ人類は生きている。 奴らは根絶やしにしなくてはならない。奴らに未来は贅沢過ぎる」 俺は唯一信じられる配下と共に、次の標的である王国へ向かう。 全ては彼女を穢した世界に、その罪を償わせるために。 前回の続きのようなもので、勇者の想い人であった剣士です。 日々魔物達の侵攻で疲弊する国と領民を守るために剣を取り、その才能を開花させた。そしてたった一人で数千の魔物の軍勢と戦っていたところを通りかかった勇者に助けられ、全ての根源である魔王を討つため共に旅をすることになりました。 2枚目は魔王となった勇者の傍に常に寄り添っている魔族です。その出自は不明ですが、高い魔力と剣聖に匹敵するとさえ言われる剣技で人間達を恐怖させてきました。 余談ですが、剣士の遺体は勇者が魔王として覚醒した際に棺から消えていたそうです。 それについてこの魔族に聞いてみると、気づいた時には魔王が目の前にいて、それより前の記憶はないそうです。 何ででしょうね(すっとぼけ

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