「AIピクターズ」AIイラスト・小説投稿サイト

リニューアル版の作品ページはこちら

ログインすると、いいねに応じたおすすめ表示や、画像生成機能が利用できます!

新規登録/ログイン

ブックマーク

モノガタリのツヅキ

2023-10-30 20:57:35

CustomModel(その他)

2023-10-30 20:57:35

CustomModel(その他)

2

対象年齢:全年齢

【※】胸糞な内容なので注意【※】 俺は世界を救った。 希望が失われ、命が失われ、未来が失われた世界を救った。 仲間達と共に魔王を倒し、世界に希望を齎した。 偏屈な魔法使い、元盗賊の戦士、人間嫌いなエルフ………そして、寡黙な剣士。 俺達5人は幾多の苦難を乗り越え、力を合わせ、そして勝利した。 俺にとって最も幸せな時間だったんだと、今は思う。 凱旋を終えて俺達はバラバラになった。 それぞれ帰る場所があったから仕方ない。 その時はそう思っていたけれど、あの時無理にでも引き留めるべきだった。 俺の生まれ育った王国でその功績を称えられ爵位を授かり、王国騎士団の隊長になった。 その間王女を含む多くの令嬢に求婚されたが俺は全て断った。 ………俺には心に決めた人がいた。 旅の中で俺は黒い剣士と心を通わせ、恋人となった。 彼女は隣国の出身で貴族令嬢だったが世界を、国を守るために剣を取り戦った。 彼女には剣の才能があり、剣術だけでいえば彼女に手も足も出なかった。 再会を誓った俺は………それから間もなく彼女と再会した。 戦場で、だが。 彼女の国が王国に攻め入り、彼女はその中にいた。 「私はこの国の民を見捨てることができないから」 悲しそうに笑う彼女と戦いながら説得もしたが決意は固かった。 勇者としての力を持ってして互角という彼女の実力と、彼女相手に本気で戦えないこともあり時間ばかりが過ぎていった。 そして半日戦い、彼女は討たれた。 ―――味方の不意打ちによって。 背後から剣を突き立てられた彼女は俺のほうを向いてごめんなさい、とだけ呟き倒れた。 その兵士はこの戦争は彼女が国王達を脅して起こしたこと、逆賊である彼女を討ったことでこの戦いは終わるといって倒れた彼女の首を刎ねようとしたのでその兵士を切り刻んだ。 俺は回復の魔法を彼女に使うが、彼女を救うことはできなかった。 両国は停戦協定に合意。本当に彼女一人にこの戦いの責任を押し付けておわった。 納得できなかった俺は調べた。徹底的に調べ上げた。 ―――寧ろ脅されていたのは彼女だった。 真実にたどり着いた時、俺はどす黒い感情に心が支配された。 国に戻った彼女は両親が濡れ衣を着せられ爵位剥奪。領民と両親の命と生活を保障と引き換えに上級貴族達の慰み物になり、絶対服従を強いられ戦いを強制されていた。 上級貴族達の欲望を満たす道具となり、人質を取られていた彼女が戦いを止められないのも当然だった。彼女は、そういう女性だった。 彼女は世界を救ったのに、世界は彼女をただ穢し、殺した。 上級貴族達は彼女を娼婦同然に扱い、世界を救ったことなんて微塵も頭になかった。 何故だ?何故彼女がこんな目に遭わないといけないんだ。 何故彼女は死ななくてはならなかったのか。 そして黒幕の存在を知った。 俺の生まれ育った王国の、国王と王女だ。 俺が彼女と恋仲であること、自分の求婚を断ったことに憤りを感じた王女は彼女を貶めるために様々な手を打った。 そして、彼女の王国もメリットがあるからとそれを了承した。 ………これが、俺達の救った世界か。 こんな醜いもののために、美しい彼女は穢されたのか。 こんな醜い人間のために、俺達は命懸けで戦ったのか。 奴らに救う価値はない。 奴らに明日は必要ない。 あぁ、魔王が最期に遺した言葉を思い出した。 「お前もいつかこの椅子に座る日が来る。必ずだ」 そうか、お前もそうだったのか。 ………こんな世界は、滅びてしまえ。 ―――その日、魔王が再臨し、二つの王国を滅ぼした。 キャプションを読まなければただの魔物というか魔王のイラストというだけで終わりました。冒頭で注意書きした通りです。 普通に見た時とキャプションを読んだ上で見るとまた違って見えるというのは前にもやりましたがそんな感じです。 勇者が魔王を倒してめでたしめでたしなのはそこで私達の知る物語が終わるからで、人生という物語の終わりではありません。 では魔王をパーティーという少数精鋭で倒した勇者達はその後どうなるだろうか、という話。 幸せな後日談というのもありますが、世界を滅ぼしかけた魔王とその軍勢を倒した存在というのは人類にとって次の脅威になるのは必然。もし敵対することになったら単独で国を滅ぼしかねない化物ですし、彼らを亡き者にすれば世界を救った功績を独り占めにできるわけです。 そんな救いのない人間達とその欲望が新しい魔王を生み出すのであれば………また世界は勇者を必要とします。まるで誰かの都合のいい様にできてますね。そう思いませんか? ここまでクッソ長い内容を読んでくださりありがとうございます。 pixivに投稿していたモノガタリシリーズです。

ログインするとプロンプトなどがチェックできます

※ 作品によっては掲載されていないことがあります

新規登録/ログイン
ー零ー
一覧をダイアログでみる

コメント

投稿

39投稿

-フォロワー

AIイラスト専門です。
pixivでも投稿しております。

前後の作品

提携広告

シリーズ

おすすめタグ

    新着作品