ヒトを食らうモノ

「いやぁ！放して！誰か！！」 スライムは様々な種類が存在する。 自然発生する物や作為的に造られ物。 単純な生態故に様々な改良が容易に行えた。 「やだっ！食べない、んひっ！？だ、ダメぇ！そこはダメぇぇぇ！！抜いて！抜いてぇぇぇ！！」 対象を吸収し取り込む事で記憶や知識を奪い盗るアブソーブスライム、過去の戦争で使用されたこの人造スライムは一部が野生化し繁殖していた。 「あんッ♥ダメぇ！そこっ、ああぁっ！イクぅ！イッちゃうぅぅぅ！！ひいいィィーー！！」 その少女は運悪く野生化したアブソーブスライムに捕まってしまい今まさに吸収されている最中だった。 「イヤぁ……またイクぅ！！イキたくないのにぃ！イグぅぅ！！」 身体の半分を溶かされながらも絶頂を迎える度に快楽で蕩けた顔を晒す少女。 「あっ……あはっ！？はひゃ、ふふふぅふにぁ～」 快楽の渦の中少女の下半身は全て溶け去り上半身も少しずつ消えていく。 最後に遺った頭部が吸収されるとそこには少女の姿をしたスライムだけが残されていた。 少女の全てを取り込んだスライムは満足そうな表情を浮かべると自らの糧に成った獲物に感謝するように震えたあと何処へと去って行った……。