雷電将軍&楓原万葉(いつの日か 雷霆に相対する者がこの地上に現れる)
雷電将軍&楓原万葉(いつの日か 雷霆に相対する者がこの地上に現れる) ------------------------------------------------------- 彼は拙者の親友であった ある日彼は拙者に「無想の一太刀」を聞いたことがあるかと聞いてきた 拙者は当然、その一太刀は「神罰」が下る時のみ見られると答えた それは雷電将軍が達した武の極み、最強である証 しかし彼は『その一太刀 手が届かなくもない』 『いつの日か 雷霆に相対する者がこの地上に現れる』と言った その後「目狩り令」が何の前触れもなく下された 人々の願望は「永遠」を構築する瓦と成り果てた そして、拙者が放浪をしていた時 彼が「目狩り令」の執行者に「御前試合」を申し込んだと聞いた 「御前試合」は厳粛で残酷なもの 敗者は神罰を受け、勝者は転機を勝ち取る 彼は自分こそが立ち上がるべき人間だと思ったのであろう それに「無想の一太刀」に相対するのが彼の願いでもあった しかし拙者が「天守閣」に着いた頃、すでに御前試合は終わっていた ただ「神罰」が下り、彼の刀が地面へと落ちる音が響いた それが彼の見たかった光であったのであろう 最後の瞬間、彼はどのような顔をしていたのだろうか 想像する間もなかったでござる 拙者は光が失せゆく神の目を奪いそこから逃げた 拙者に理解できたのは 彼の熱き願いを 氷のように冷たき神像へとはめ込むべきではないということのみ ------------------------------------------------------- 楓原万葉が雷電将軍に立ち向かうシーンいいですよね~(^^♪✨