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くノ一マガジン(今日のぱんつ)
「先輩!くノ一さん、というか忍者さんは初めてでは?」 「そうかもしれないな」 「というか現代に忍者さんているんですか?」 「そりゃいるんじゃないか?アニメでもよく出てくるだろ?」 「いやそれはアニメだから。それに彼女達まだJKくらいですよね?」 「忍者要請学校だってあるじゃないか。私立忍ノ者高校とか、国立半蔵学園とか、秘立蛇女子学園とか、死塾月閃女学館とか」 「それさすがの猿飛と閃乱カグラじゃないですか。漫画とゲームですよ」 「まぁ気にするな。それよりお前、超一流の忍者とはどういうものか解るか?」 「そりゃ凄い忍術を使えるとか、そういうのでは?」 「いや、真に超一流の忍者とは偉大な業績を残しつつ生前も死後もその存在を知られる事のない忍者だ」 「どういう事です?」 「だって忍者は忍ぶ者だろ?そもそも存在や名前を知られる訳にいかんだろ」 「言われてみればそうかもしれませんが」 「立場上名を知られる事がしょうがない場合もあるがな。世に有名な忍者は幾人かいるが、名を知られている時点で一流ではあっても超一流ではない、らしい」 「らしい、とは?」 「いや、俺も本の受け売りだからな」 「なんだ、知ったかですか」 「ほっとけ」