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ウィリ【ドイツ、黒森地方の妖精】
とある女性の婚約者の男が遺産相続のために旅に出て、その先で娼婦の虜になってしまった。 しかし、それでも待ち続けた女性が心労で亡くなり、妖精化してしまったもの。 婚約者はその姿を見ると魅入られてしまい、力尽きて亡くなるまで一緒に踊らされてしまう… 復讐を果たして成仏すると、周囲の妖精たちは「ホザンナ」(キリスト用語で「救い給え」の意味)と口々に叫んだという。 日本人感覚では怨霊に近いが、お国柄もあるのだろう…。 ジャコモ・プッチーニが作曲した最初のオペラでもある。