thumbnailthumbnail-0

【正木あずさ】雨の日の出来事

これは、僕(真中行人)があずさに出会ったばかりの頃の話・・・その日、学校からの帰り道で 雨の中、濡れながら佇んでいる彼女がいた。気になった僕は放っておく事が出来ず、 彼女に近づき傘を差し出したが・・・。 あずさ「・・・放っておいて。私なんて・・・このまま雨と一緒に消えてしまえばいいのに・・・」 よく見ると、彼女は泣いていた。よほどの事情がある事が伺えた。とは言えこのままなのも 後味が悪いので、何とか彼女を説得して僕の家に連れていった。親に事情を説明して、お風呂に 入ってもらった。その後彼女は落ち着いたのか、ぽつぽつと話してくれた。彼女の家庭環境の問題、 両想いだと思っていた男子生徒に手酷い裏切りを受けた事・・・それらが重なって気持ちが沈んでしまって いた事・・・親と一緒に話を聞いていた僕はいたたまれなくなった。 その後、僕の親の協力もあって、あずさの周りの問題は解決に向かって行った。その縁があってか しばらく後、僕とあずさは付き合う事になる。

コメント (0)

13

フォロワー

135

投稿

旧版から移ってきました。女の子の絵多めになります。

おすすめ