1 / 2
お前も一緒にどうだ?
夜中にシャワー音がしたので目が覚めると、同僚がなぜか自分の部屋のシャワーを勝手に浴びていた。 一言注意したくても、ガラス越しに映る背中とお尻に目を奪われてしまい、思ったように言葉が出ない。 あたふたしていると、急にシャワーの音がやみ、彼女がこちらを振り返り、静かにこう言った。 「お前も一緒にどうだ?」 断る理由もなく、そのまま衣服を脱ぎ、前を隠しながら入室する。 元々一人用のシャワー室なので、二人で入るには狭い。 彼女がとても近い。 シャワーを浴びたからか、彼女の顔はほのかに紅潮している。 しばらく、シャワーの音だけが響く状態で二人とも身動きとれずにいたが、やがて彼女が振り返りながら口を開く。 「なぁ、このまま何もしないつもりか?」