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ある探検家の手記終〜お宝の行方と顛末〜
俺がピラミッドで発見した女王のミイラ…ではなく数千年眠っていた女王は、驚いたことに俺の声に反応して目が覚めて現世に甦った。 そして今では俺の家で一緒に住んでいる。 “お前があの墓に侵入して呪いを受けなかったということは、お前は我らが王国の王族の血の系譜だということじゃ。 ならば我はお前の妻となり、王国復興のためにこの時代で子を産み育てることにしたぞ” …まさか俺が所帯持ちになるとは思ってもいなかったが、まあ…帰りを待ってくれる相手がいるってのも悪くないモンだ。