1 / 5
バカンス13日目(遭難中)
漂流して早2週間。 流夏はできる限りの救助信号を流し続けた。 メッセージボトルもその一つだ。 メッセージボトルが誰かに届く確証はない。 途中で瓶が割れて海の藻屑となる可能性も高い。 そもそも、この島がドコにあるかも分からないので、位置を知らせる手段がないのだ。 それでも自分が生きているというコトを誰かに知らせたい。 生きている事が分かれば、救助隊が動く可能性だってあるのだ。 儚い望みを託して、流夏は作れるだけ作ったメッセージボトルを流し続けるのだった・・・。 ※DALL-E3先生作