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創作童話(お題:童話)
16歳の少女:翠羽(スイウ)は好きな男性がいました。 歳が離れているため、男性には妹扱いされています。 少女の恋心に気づくことなく…。 ある日「俺、あの人と結婚するんだ!」と聞いた少女。 『成就しなかった己の恋を悲しんで哀れむ。 しかし、相手を恨まず幸せになることを願い祈る。 それがいずれ己の恋を成就させる。』 という、失恋した女性の伝統の舞を一人踊る少女。 「この舞を踊れば、私はきっとこの想いを区切れる」 そう思いながら舞います。男性を想いながら…。 男性は、結婚する女性を連れてきてくれました。 一目見て私では敵わない人だと理解しました。 だけど、少女の想いは複雑になってしまいました。 結婚後、急に引っ越すことになったという男性。 「翠羽、元気で!」「またお会いしてくださいね。」 二人の言葉に対して気丈に手を振って見送る少女。 本当は男性をまだ見ていたい気持ちが抑えられません。 その時、少女の身体は光の粒子になり、 緑色のアゲハ蝶になりました。 気づかれないように新婚の夫婦の後を追いかけます。 赤と緑色のバラに夫婦の幸せと自分の想いをのせて 夫婦が歩く道を彩りました。 夫婦は気づいたのでしょうか… ーーーという創作童話(?)でした! 長文におつきあいいただきありがとうございました♪ ※アゲハ蝶の寿命は、成虫になってから2週間〜1ヵ月だそうです。アゲハ蝶を見かけたら優しくみてあげてくださいね。 ※えっ?「緑の髪」「中華風」「舞のドレス」「舞」で何か思い出すキャラがいる?あー…ナンノコトデスカ??