「AIピクターズ」AIイラスト・小説投稿サイト

リニューアル版の作品ページはこちら

ログインすると、いいねに応じたおすすめ表示や、画像生成機能が利用できます!

新規登録/ログイン

ブックマーク

小さなボクのお師匠さま (AI Remastered)

2024-05-24 22:22:23

animaPencilXL_v310

2024-05-24 22:22:23

animaPencilXL_v310

6

対象年齢:R-18

十年前、ボクの住んでいた村は盗賊に襲われて滅んでしまった。 村を通りがかったお師匠さまはお母さんに頼まれて、ボクのことを弟子として引きとったのだそうだ。 お師匠さまの本当の名前は、ユーフィさまというらしい。 人間であるボクと違って、お師匠さまはエルフという妖精の一種なのだという。エルフは人間よりもずっとずっと長生きで、歳をとることがない。 お師匠さまはとても小さい。ボクと同じか、少し低いくらいの背丈しかない。 エルフはみんな、お師匠さまのように小さいのですかと聞いたところ、 「失礼なやつだな、キミは。いいかい、トーマ。これでもわたしは、立派に成人を果たした身なんだぞ。……そりゃまあ、郷の連中からは、ちんちくりんとか寸胴とか散々に言われてたし、ちと発育不良気味であることは、認めているが」 と、少し不機嫌そうに答えたので、エルフがみんなそうという訳ではないらしい。 もっと小さい頃はボクの面倒をつきっきりで見てくれていたけど、ボクが自分のことをできるようになると、だんだんとぐうたらなところが目立つようになった。 放っておくとごはんは食べないし、夜ふかしばっかりして昼まで起きてこない。最近はむしろ、ボクのほうがお師匠さまのお世話をしてるくらいだ。 お師匠さまは、ボクに色んなことを教えてくれた。文字の読み書きや、薬草の見分けかた。天気のことや、空のお星さまのこと。料理だって、家事のやりかただって、もともとは全部、お師匠さまが教えてくれたことだ。 この家での生活はとても静かで、そして平和だ。 森の奥にあるこの家へやってくるのは、行商のおじさんとお師匠さまに助けを求めてくる人たちぐらい。ボクにお母さんやお父さんの記憶はないけれど、お師匠さまがいてくれたおかげでさびしくなかった。 それどころか、やさしいお師匠さまと一緒に暮らせているボクは、とっても、とっても幸せなんだと思う。 だけど、最近のボクにはひとつ、だれにも言えない悩みごとがあった。 それは――。

ログインするとプロンプトなどがチェックできます

※ 作品によっては掲載されていないことがあります

新規登録/ログイン
如月このり
一覧をダイアログでみる

コメント

投稿
如月このり

PCを新調して、ようやくローカルに環境を作ることができたので試作です。 NAIと比べるとなかなか言うことを聞いてくれないというか、NAIはかなり使いやすくチューニングされてるんだなぁ。。。と、改めて実感。

2024-05-24 22:23:47
返信

117投稿

-フォロワー

A writer-like person who lives in a corner of the internet. I generate AI covers and illustrations for my own novels. Image generation uses NAI. Mainly lives on Pixiv.

前後の作品

提携広告

おすすめタグ

    新着作品