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Untitled 2024-03-20

2024-03-21 00:40:58

NovelAI

2024-03-21 00:40:58

NovelAI

8

対象年齢:R-18

「それでは、ドアを閉めますね。よい空の旅を!!」 スカイブルーの制服に身を包んだ係員に送りだされ、僕らを乗せたゴンドラはゆっくりと上昇していく。 ここスカイガーデンの最大の売りは、なんといってもこの大観覧車だった。国内有数という触れこみは本物で、窓の外から園内を一望することができた。 ゴンドラが頂上に差し掛かった頃、イルミネーションが一斉にライトアップを始めた。 色とりどりのライトに照らされたゴンドラは、光の海を漂う小舟のようだ。 絶景に目を奪われている絢奈の背に、そっと呼びかける。 「ねえ、絢奈」 「なんですか、先生?」 「その……誕生日、おめでとう」 「……えっ?」 ――これが今日、僕が遊園地に誘った本当の理由だった。 完全に虚を突かれた絢奈が、目を丸くして僕を見つめている。 「知ってたんですか? わたしの誕生日」 「これでも担任だからね。だけど、驚かせることができてよかった。いつもは驚かされてばかりだから」 「そうですね……わたしったら、自分のことなのにすっかり忘れていました」 用意していたプレゼントを渡すと、絢奈は包みを破くことなく几帳面に剥がしていく。青いベルベット時の綺麗な小箱に収められているのは、ある一輪の花をモチーフにしたネックレスだった。 「この花は、4月の誕生花なんですよ。名前は――」 ネックレスを勧めてくれた、ジュエリーショップの店員さんの言葉を思いだす。優美な花のシルエットが絢奈のイメージにぴったりで、すんなり決めることができたっけ。 花言葉は「小悪魔的な思い」。それから――。

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如月このり
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A writer-like person who lives in a corner of the internet. I generate AI covers and illustrations for my own novels. Image generation uses NAI. Mainly lives on Pixiv.

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