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本当に、好きで、好きで、好きで。 (6)

2024-03-10 21:45:57

NovelAI

2024-03-10 21:45:57

NovelAI

3

対象年齢:R-18

行為を終えた後、俺たちはバスルームで汗と体液にまみれた身体を綺麗に洗い流した。なみなみと湯の張られた浴槽に浸かりながら、事後の穏やかな時間を過ごす。ホテルのバスタブは広々としており、二人で入っても十分な余裕があった。 始めのうちは自宅ですることもあったが、最近は人目を避ける必要から、郊外のラブホテルを利用することが多くなっていた。脚の間に収まるありすの小さい背中を見つめながら、俺はぽつりと呼びかける。 「……なあ、ありす」 「なんですか、プロデューサーさん?」 「……いや、何でもない」 「ふふっ……。変なプロデューサーさんですね」 言いかけた言葉を呑みこむ俺に、ありすはくすりと笑みをこぼした。 ……正直にいえば、今でも迷っているのだ。あの日、彼女の告白を受け入れてしまって、本当によかったのだろうかと。 俺とありすの関係は、決して世間から認められることはないだろう。これから先の未来、俺たちはこの関係をひた隠しにしながら生きていくしかない。 ありすはそれでも構わないと言っているけれども、世の交際関係というのは畢竟、社会と完全に切り離せるものでないと彼女はどこまで理解できているのだろうか。 「プロデューサーさん」 「ん?」 「『待てますか? いいから、待てるか答えてください』」 それは、かつて彼女に問われた言葉。あの時はその真意を掴むことができず、ただ曖昧に誤魔化すことしかできなかった。 「私は結局、待つことなんてできなかったんです。……ううん、あの言葉がきっかけで、私は自分の気持ちに気付くことができた」 「自分の、気持ち……」 「もし、あのまま待ってもらったとしても、きっと私達が結ばれる日なんてやってこなかった。私はまだ子供で、プロデューサーさんは大人だから。このまま月日が経って、大きくなって。プロデューサーさんは他の誰かと結婚して、私は私で別の誰かを好きになって。そうやって、いつかそんな約束をしたこともあったねって……思い出話になってしまうのが、たまらなく嫌だったんです」 「ありす、君は……」 「私は、プロデューサーさんのことが好き。それが今ここにいる、橘ありすという少女の嘘偽りない本心です。今の私も、これから先の私も、全部あなたに愛してもらいたい。そんな風に考えてしまった、わがままな女の子なんですよ、私は」 本編はこちらから。(小説、R-18) https://www.aipictors.com/works/307358/

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如月このり
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