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物語の宝物

2023-11-13 22:43:27

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2023-11-13 22:43:27

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対象年齢:全年齢

モノガタリは終わり、物語が紡がれる。 その先にあったのは新しい未来だった。 辺境の村で暮らす夫婦には一人の娘がいた。 大切に育てられた娘は花のように愛らしく、太陽のように眩しい子だった。 「昨日は魔法使いのお姉ちゃんと特訓したの!」 娘は近所に暮らしている魔法使いに懐いており、魔法使いも彼女を溺愛していたため小さい頃から遊び相手になったり様々なことを教えていた。 ただ、その魔法使いに対して夫は 「あいつ、元は男なんだがな…」 と言っていた。 偏屈だった魔法使いは肉体的には一度死に、そしてスライムの身体となって復活していた。女神の目を欺くために、勇者の力となるために死を受け入れた魔法使いはスライムとして復活したため性別の概念は無くなり、元々女性的な外見をしていたため今では新たに取得した戸籍も女性となっている。 夫はある時、妻にこう告げた。 「俺は謝罪しなくてはならない。 愛しているのは君だけだった。だから子供は君が望むなら…としか思っていなかった。そして出産が近づくにつれ不安定になる君を、苦しむ君をみて子供なんて要らないと、君が苦しむくらいなら要らないと言いたい気持ちを我慢していた。 …すまない。産まれてきた子供を抱き上げた時、俺は涙した。小さい命が力強く泣いている。俺と君の間に産まれたこの小さな命を、俺は守りたいと思った。君だけを愛していたのに、俺はこの子も愛おしいと思ったんだ。」 大真面目に謝罪する夫を見て妻は優しく微笑み、抱きしめた。 「気づいていたよ。私のワガママを叶えてくれた。そして…お前の心を雄弁に語っていた。嬉しいよ。 私とお前の間に産まれたこの愛おしい命を、大切な宝物を、その成長を見守りできる限りの愛情を共に注いでいこう。 …まぁ、もしあの子を要らないなんて口にしたらお説教と夫婦喧嘩が必要だっただろうな」 妻の目は笑っていなかったため、きっと本気だろう。夫の顔が引き攣っていたのが何よりの証拠だ。 「こんな未来は来ないと思っていた。だから…私は嬉しい。愛する人と、愛する人との間に産まれた子供と一緒に、未来を作る。 …あぁ、良かった。お前に出会えて、私は幸せだ」 「俺もだよ。君と出会えて、俺は幸せだ」 「パパ!ママ!」 二人の宝物が夫婦の腕を掴み、笑顔を見せる。 夫婦は愛おしい宝物を抱きしめ、幸せを噛みしめる。 二人が掴み取った未来はこんなにも輝いているのだからーーーーー 余談みたいなものです。 ここで出てくる魔法使いですが、最初に語っていた偏屈な魔法使いのことです。 彼もまた女神の策略で肉体的には死んだものの意識と魔力をスライムに移植し、魔物として復活しました。 魔法を操り吸収したものの特性を獲得できるスライムの能力と合わさり最強のスライムとして勇者が女神を討つ為に尽力したという裏話。 イラストの女の子はとある辺境の村に暮らす夫婦の娘ちゃんです。父親譲りの金色の瞳と母親譲りの白い髪の元気いっぱいな女の子。勇者と魔王と聖女の適性と魔法の才能があるので両親を超える逸材です。 いつかモノガタリシリーズの裏話も載せた設定集とか出したいな…。意外とモノガタリシリーズ気に入ってるので…。

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ー零ー
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